フライ。

  • 2006/10/30(月) 13:00

 小生、Lv.3くらいだと思う。
何のことを言っているのかわからないと思うが、戦闘力のことである、小生、最近ちょっとした戦いで戦闘能力が上がった。

 と、いうのも蠅である。なんだか知らないが居間に蠅がぶんぶんとうなりを上げて飛びまわっていたのだ。
 小生、蠅が窓枠に蠅が着陸したのを見るとすかさずティッシュ箱をなげつけた。投げてから窓ガラスが割れるのではないかと心配になったが、幸い小生の抜群のコントロールであたることがなかった。ティッシュ箱を投げるだけなら、小生メジャーリーグ級。

 ティッシュ箱は蠅に直撃した。蠅、ご臨終。
小生、ティッシュ箱の威力に驚愕。
 しかし、戦いはそれだけでは終わらなかった。居間を今一度仰ぎ見れば、蠅はなぜかまだ居座っていた。

 そう、何匹もいたらしい。
小生、ティッシュ箱で応戦した。燃え盛る業火の如く、蠅たちを逃がさず一撃でしとめていく小生。

 これがRPGなら、小生そろそろ何か大変なことが起こり始めることだった。
 
 そして、それは起こった。小生の愛用していた武器(ティッシュ箱)が壊れたのだった。

 小生、武器を持ち変える。
 
取っ手がついていて、振り回しやすく、一撃の威力を保障するハエ叩きである。
 ためしに一匹叩いてみると、何かわけのわからない物体と粘性の液体を残して蠅は存在しなくなった。
その威力に驚愕した小生。

 叩いたハエが粉々になるのはいやだったので、小生、戦いをやめた。

 あれから、幾日立つのか・・・・・・、小生、今では穏やかな日々をすごしている。
そうして、ハエ叩きを玄関に立てかけると、小生は畑を耕しに出た。

 しかし、今でも思い出す戦いの日々。
そう、小生の旅はまだ終わらない。

小生と母と昨日と。

  • 2006/10/25(水) 18:18

 昨日、小生は母と蕎麦をを手繰った。
つるつるといいのど越しを堪能し、ぱりぱりと心地よい音を提供してくれるてんぷらは小生の胃と心を満たしてくれた。
 行きつけの店だったこともあり、大将は柿をサービスしていただいた。
 小生、満足。

 食事が終わると母がトイレにたった。だからと言ってどういったことでもないのだが、今回だけは勝手が違った。

 突如トイレの戸が開いた、いい年したおばさんがトイレから小生を呼び寄せた、その声には普段見られない緊張とあせりが半分ずつ含まれていた。
 「コンタクト落とした。」
 
 小生、人がコンタクトレンズを落とすのに遭遇したのは初めてだった。
 確かそういう場合には動いてはいけないのではなかったか、あの小さいガラス片は指で押し割ることができたはずだった。
 そのため、小生、下半身だけでバランスをとりながら顔を地面に近づけて地面を接視した。地面は小生のような人間の顔を近づけられてさぞかし迷惑そうだった。

 しかし、小生と母がトイレの洗面台でいくら奮闘してもどこにもコンタクトらしき物体は無いのだった。小生、意気消沈する。

 「もしかしたら、流れていったのかも。」その母の一言で、洗面台の流しを覗き込む小生。
 ゴミ受けは目が大きくて、確かにコンタクトが流れていける程度だった。母は焦りながらも、自分の不注意を責める発言を繰り返した。小生、そのような言葉に耳を貸さずに、さしあたってまともな返事を返しておいた。
 これで、母の目には小生がまともな人間に映るはず、そのようなことを考えていると洗面台のゴミ受けが2重になっているのが目に入った。

そっと、赤子の指を握るように優しく、過度の力を与えてゴミをこぼさないように持ち上げる。
 そこには、透明の、小さなガラス片がゴミに紛れて載っていた。
 小生と母は狂喜乱舞して、喜びを分かち合った。店の大将とバイトの娘もいつの間にか小生たちの後ろに忍び寄り、喜んでくれた。
 そこにはサッカーワールドカップ並の感動と興奮があった。

 いざ、会計の際に母が財布を取り落とし、小銭が散らばった。小生、くすねてやろうと手を伸ばしたが、手にしたのが一円玉だったために諦めた。 
 小生、一円で自分を売るほど安くなかった。せめて百円欲しかった。

「すみません、まだ気が転倒してて。」
母が恥ずかしさから顔を赤くしていった。
 小生が、気は転倒しない、それを言うなら動転しているだろう。というと、母はゆでられた蟹のような不吉な色になった。
 大将も半笑いだった、バイトの個は笑いを堪えすぎて体がぶるぶると揺れていた。

 帰りは母の運転する車だったが、小生、揚げ足を取ったことに対して言及されないために寝たふりをした。
 それはもう、オスカー賞が取れるのではないと言うくらいの寝たふりだった。

 家に帰り着くと、小生、言及された。
小生、がっかり。
 


 

猫と小生。

  • 2006/10/23(月) 19:54

 今日は朝から雨だった。
今日もあしを引きずりながらあの猫はやってきた。小生、ここ二日くらいで彼女とかなり仲良くなっていた。

 そんなわけで彼女は今日も小生のベッドの上で丸くなって寝ていた。
小生、自分のベッドを取られてしまったので、部屋の隅で丸くなるしかなかった。
 だんだんと彼女の居場所が広がり、小生居場所を失うのだった。

 このままでは将来、小生の家には、小生とは無関係の人が居座ってもおかしくないと思った。

 小生は気が小さいので文句も言えないはずだった。そんな恐ろしい結末を思い浮かべると恐怖が心を覆うので、小生、考えないことにした。

しかし、そう思っても目の裏側に浮かぶ映像は、自分の部屋に何故か黒人とか、プエリトリカンとか、人種の違う人々がごった返している姿だった。
 ある意味では差別のない望まれるべき姿だった。
そのような世界が実現になるべきだとも思った、そのために皆がお互いを認め合い、寛容にならなければならないはずだった。

 気がつけば、猫と小生の話は世界平和に摩り替わっていた。

 とりあえず、小生今日寝る場所を取り戻すために彼女と話をつけなければならなかった。
「鰯とねこよう缶詰ではどうであるか、妥当ではないか?」
このセリフを皮切りに猫と小生は交渉を開始するのだった。

Styroform

  • 2006/10/20(金) 13:36


      Styrofoam

 くしゃくしゃのベッドの上で、名前も知らない女と寝ている。
別に今日に限ったことじゃない、いつもの週末の夜と変わらない。体をこちらに傾けて寝ている女の顔を覗き込めば、美人だけど、どことなく腐れた感じがする。品がなくて野暮ったい。

「何でこの女にしたんだっけかね?」
タバコを開けながら考えてみる、ジッポで火をつけて咥えると煙が肺の奥の奥まで入り込んでしくしくと体にしみこむのがわかる。
じっくりと楽しんでから、吐き出す。
「あー・・・・・・」
髪も乱れたし、服はベッドの周りに散乱してるし、ケータイ・・・・・は・・・・・・

 もう一度タバコをくわえて吸うと、さっきよりも味気なく感じた。

「一番マシだったんだわ。」
飯の席では食いもしないようなものを頼みまくり、ベッドの上では喘ぎまくるアバズレ女。それでもそのとき横にいてくれる女がいればいい、そう思って誘ったのを思い出した。
 ヤルまではすごくイイ女だと思ったのに、いざヤリ終わると何もかもがしらけて見える。
タバコも一緒だ、美味いのは初めの一口だけ。

横で寝ている女の髪の毛を手で梳いてみる。

「う・・・・・・ん・・・。」

女が一瞬呻き、びっくりしたが、起きることはなかった。

ベッドに入る前に外した指輪を探す。
両手に計3個つけていたが、ひとつ見つからない。
 タバコを灰皿に押し付けて、指輪を置いたはずの電話代の上を弄る、見えるのは電話と、メモ帳と、タバコにジッポ、それにケータイ、そして何故か指輪がひとつ足りない。
「勘弁してくれよ。」
――――一番大切にしてるのに。


 「一番大切だったのに。」
彼女はそういって俺の頬をはたいた。涙ぐみながら俺の胸板に拳を打ち付けてもっと泣いた。
 最後に見たのはその次の日で、それ以来メールひとつしていない。
今、どうしてるのかひとつもわからない。
 どうして、別れたのか、理由も今となっては思い出せない。思い出せるのは、別れる前日に、彼女は泣きながら俺の頬をはたいたときのことだけだ。

 そんな彼女が俺にくれた指輪。
学生で金がなくて、それでもこんな俺のためにくれた指輪。
デパートでも売っているような安い指輪も、学生にとっては高い買い物だ、どれだけ小遣いをためたのか、正直わからなかった。
シンプルな細身の銀の指輪、裏に彼女のイニシャルと俺のイニシャルが彫ってあり、それがハートで囲まれている。
  彼女が真っ赤になって渡してくれたその指輪が――――――――、
「ちきしょう、」
何でいまさら思い出してる?
 いや、何でずっとつけてたんだ?
いいじゃないか、放っておけば。昔のことで、昔のものさ。
今は'もっと、もっといい指輪はめて、女遊びもしてる。服だってそこそこ以上のものを着て、飯だって、ちゃんとしたものを食う。

 古い指輪。
それが安ホテルでなくなっただけさ。すぐに忘れる。横にいる女の名前と一緒で。

 指輪なんか持ってるからいつまでたっても彼女のことが忘れられないままなんだ。
 そこまで考えると、もう一度タバコを咥えて火をつけた。まずい煙を吐き出して、ズボンをはいた。
ポケットを弄って指輪がないか確かめる――――――って、なくしたっていいって、今思ったばっかりなのに。

「くそっ」

まだ長いままのタバコを灰皿に押し付け、ベッドから出て電話代の周りを探す。
 ぜんぜん忘れられない思い出が詰まってて、一番恋した彼女がくれた指輪。
きっと、今でも大好きなんだろう。
 きっと今でも何も変わってないんだろう。
きっと、今でも愛してるんだろう。
 きっと今でも、彼女は俺のことを泣きながら 叩くんだろう。

 きっときっと、その後に抱きしめるんだ。

忘れられなくて、棄てられなくて、今でも大切なものなんだ。

「あった。」
電話代と壁の間に落ち込んでいた指輪を拾うと、いつもつけていた左手の薬指にはめる。
シンプルで細身の指輪。
  裏にはハートで囲まれた俺と彼女のイニシャル。

 ひとつも変わらない大切なことを、彼女がどれだけ愛してくれたか、いつだって思い出せる。
いつだって俺が彼女を愛していたことを思い出せる。

 俺はケータイのフリップを開くと彼女の家の電話番号を呼び出す、

1,2,3、コール

「もしもし―――――――――。」

 Fin

猫。

  • 2006/10/17(火) 20:10

 小生、今日は猫を部屋に入れてみた。
と、いうのも、最近自宅の周りをうろついている猫にえさをやったのが始まりである。
 それいらい毎日家にやってくるのでえさをやるのが日課になった。どこかで怪我をしたのかその猫は後ろ足を引きずっていた。
 
 彼女(その猫のこと)は今日も訪れた。
思い切って部屋の中におびき寄せた。彼女とのスキンシップを、小生取りたくてたまらなかった。

 彼女はえさを食べ終えるとあしを引きずって部屋から帰っていった。クールだった、まるでアイスクリームだった。
 彼女が去っていくときに振り向いて、にゃあ、と一鳴きしていった、小生、それを「じゃあ、また明日。」と解釈した。
 明日が待ち遠しい。

 小生、遠足前の小学生になった気持ちだった。

自己紹介と小生の正体

  • 2006/10/16(月) 12:13

 
 皆さん、始めまして。
小生、ぴえーると申します。

 これから、ちょくちょくここに文章をのせます。
昔のことや、今のこと、未来のことも(小生、頭がおかしいので)のせます。

 自作小説や、イラストも載せるかもしれません。愛も綴ります。戯言を綴ることもあれば、真実も書き添えます。ウソと真実の境目について、哲学的にだって語ります。
 文体だって変幻自在、百花繚乱(?)変化します。
 ここはまあ、ネタのメモ帳みたいなもんです。

では、皆さん。これを読んで時間を無駄にしてください。